僕らの進む道




『……はぁ…これからどうしようかなぁ
もーバスケできないのかな。』


窓の外を見るともう辺りは暗く

綺麗な月が病室を照らしていて



私が頬を濡らしているのを隠してはくれなかった



『…本当に出来ないの?』




そう月に問い掛けても返事があるわけない



『…みんな意地悪だね』




声を殺しながら流れる涙を止めることはできなかった


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