僕らの進む道



________き…ん

______ひざ…ん

____飛崎さん!!


「朝です!診察の時間ですよ!」

あ、看護師さんだ

あのまま寝ちゃったんだ


『はい、おきます』

看護師さんに急かされるまま起き上がる

足は…やっぱり動かない。

「飛崎さん、先生がいらっしゃったわ」

「おはよう!飛崎さん調子はどうかな?」

昨日話した先生だ

よく見るとわりとかっこいい20代後半ってところかな?

「…飛崎さん?どうしたの?」

変なことを考えてどっか行っていたみたい

『あ、はい、体調はいいと思います
でもやっぱり足は動かせないです
私、これからどうしたらいいんでしょうか?』

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