僕らの進む道






「あ、あのぉー」



聞いたことのある声その声に振り向く



「飛崎さん、だよね?」



手が震えだした





その手を龍が優しく包み込んでくれた



龍を見ると全てを悟った目をしていた




「大丈夫だ、俺がついてる」



そして真剣で強い目をしている



その目に答えるように私は頷き




前へ出た








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