僕らの進む道
『榊さんは十分自分を攻めました
私はあの頃真っ直ぐぶつかって来て欲しかった
真っ向勝負で榊さんと勝負がしたかった
でも今言っても何も返ってきません』
「…」
『ただこうなってもっと大切なものを見つけれました』
龍を見る
龍は優しく微笑んでくれた
『多分、あのまま進んでいたら見つからなかったものです』
ゆっくり榊さんを見つめる
そして笑顔になり
『榊さんありがとうございます!』
「…ッ」
『入学した時優しくしてくださって
一緒にバスケをしてくれて
ありがとうございます!
先輩と出来たバスケ楽しかったです』
そう言うと榊さんは泣き崩れてしまった