僕らの進む道
『ふーん、そっか、で、喧嘩の理由は?』
「わかんねぇ、
歩いてたら因縁かけられた
それでも無視していたら吹っ飛ばされた
そっからはお前が見た通り」
大体掴めた気がした
他校生から人気の龍が気に食わない
ってやつだろうなー
『…くだらないね』
そんな俺の言葉の意味を察したのか
フッと笑い
「あぁ、くだらなねぇ
意味の無いことをする前に
お前が来てくれて良かった」
面と向かって言ってきた龍に
照れを隠しながら下を向いた