Darkness love2
そんな中で、唯一私に話しかけてくれる子が一人いた。


『サキちゃん。次、移動教室だよ!一緒に行こう?』


ことあるごとに話しかけてくる彼女。


彼女は、いつもニコニコしていて、とても可愛らしい子だった。


『ミユキちゃん!』


誰かが呼んだ彼女の名前。


声の方を見ると、不機嫌そうに顔をゆがめる女の子が二人。


『なんでサキちゃんのこと構うの!?ミユキちゃんは私たちのグループでしょう!?』


何ソレ…めんどくさ。

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