Darkness love2
『うん、でもサキちゃんと居たいから』


彼女はそう言った。


迷いもなくきっぱりと。


『なっ!何それ!もういい!ミユキちゃんなんて知らないからっ!一緒のグループに入れてっていったって二度と入れてあげないからね!』


二人の女の子は、カンカンに怒り、どこかへ行ってしまった。


『私はここまでやったんだよ?さぁ、サキちゃん。私と行こっか』


やられた。


目の前でこんなのみせつけられちゃ、行くしかないでしょ。


しょうがなく、私は彼女…ミユキちゃんと移動教室へと向かった。
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