Darkness love2
今は、カラオケ真っ最中。


目の前には、どちらが次に歌うかでワーワー言ってるバカップル。


そんな調子で、もう既に一時間が経過している。


私とタク先輩には、一切マイクは回ってこず…ずっと目の前の二人の間をマイクは行き来している。


これにはもう、苦笑いしか出てこない。


『どっちが歌おうとどうでもよくね?』


二人を見て、ケタケタと笑うタク先輩。


『ホントそう思います』


でも…そんな二人にちょっぴり感謝。


だって!


タク先輩と、会話出来てる!

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