Darkness love2
「さぁね?私が何しようとあなたには関係ないでしょ?」


苦しい。


胸が痛い。


二人を突き放す度に、胸が痛む。


「じゃあ、ジン。俺らはここで見てるか」


は、はぁ!?


呑気にケラケラ笑いながら、リュウは爆弾を落とした。


「な、何言ってんの!?私は帰れって言ってるじゃない!」


「別にいいじゃん。邪魔にならない所にいるしー」


こ、コイツ!


「もうっ!早く帰れって言ってるじゃない!」 


そう言おうと口をあけた瞬間、


「サキ…背中ががら空きだぜ?」


背後から、タクの声が聞こえた。

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