Darkness love2
『タク先輩っ!わ、私!タク先輩のことが好…っ…』


タク先輩のことが好きです。


そう言おうとした。


しかし、私はその言葉を口にすることは出来なかった。


それは、タク先輩が私の口を、手でふさいでいるから。


『待って、サキちゃん。これは俺から言わせて?』


え…?


思考がついていかない。


大遅刻をしている。

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