Darkness love2
「おいおい。いきなり危ねぇだろ」


「いきなり来たのはタクじゃない」



しばらく二人の睨み合いが続く。


そして、沈黙を破ったのは


「え、サキちゃんって何者?」


空気の読めない金髪ザルだった。


さすがリュウ。


私は盛大にため息を吐いた。


「ごめんなさい。少し黙っててもらえる?」


そう言うと、私はタクともう一度向き合った。

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