恋を届けるサンタクロースvol.2~美由紀~
沖島さんの茶目っ気のある言葉に、自然と私の頬が緩んで心が軽くなった。そんな私を見て、沖島さんが言う。
「東さんの笑顔って……とてもステキですね」
そんなことを言われたのは初めてで、私の顔が勝手に熱を帯び始めた。私が視線を落としたのを見て、沖島さんがあわてたように言う。
「や、すみません。こんなこと、軽々しく言っちゃいけませんよね。やっぱりイブにはみんなの笑顔が見たいなって思ったもんですから……。でも……」
沖島さんがつぶやくように言い、私は視線を彼に戻した。彼は赤くなった顔を隠すように片手で口もとを覆っている。
「でも?」
「東さんのやさしい笑顔を……これからも見たいなって思ったのは本当なんです」
「沖島さん……」
「今日のボランティアが終わっても、会っていただけませんか?」
「えっ」
私は驚いてドキンと跳ねた胸を押さえた。
「会ったばかりなのに、変なこと言ってすみません。でも、一見クールな感じの東さんが、こんなふうにボランティアを手伝ってくれて、しかもさっきみたいな笑顔を見せてくれて……俺」
「東さんの笑顔って……とてもステキですね」
そんなことを言われたのは初めてで、私の顔が勝手に熱を帯び始めた。私が視線を落としたのを見て、沖島さんがあわてたように言う。
「や、すみません。こんなこと、軽々しく言っちゃいけませんよね。やっぱりイブにはみんなの笑顔が見たいなって思ったもんですから……。でも……」
沖島さんがつぶやくように言い、私は視線を彼に戻した。彼は赤くなった顔を隠すように片手で口もとを覆っている。
「でも?」
「東さんのやさしい笑顔を……これからも見たいなって思ったのは本当なんです」
「沖島さん……」
「今日のボランティアが終わっても、会っていただけませんか?」
「えっ」
私は驚いてドキンと跳ねた胸を押さえた。
「会ったばかりなのに、変なこと言ってすみません。でも、一見クールな感じの東さんが、こんなふうにボランティアを手伝ってくれて、しかもさっきみたいな笑顔を見せてくれて……俺」