恋を届けるサンタクロースvol.2~美由紀~
「魔法のスパイスを入れといたから、きっと東さんも笑顔になれるよ」
「えー、そうですかぁ?」
私の言葉に、店長さんがにっこり笑って言う。
「『信じるものは救われる』って言うでしょ?」
「まあ、そうですね。クリスマスイブですものね。信じてみるのも悪くないですね」
私は話を合わせて、店長さんからタッパー入りのビニール袋を受け取った。
「おいくらですか?」
私の問いかけに店長さんが首を振る。
「これは僕から東さんへ、それからあのお客さんと寂しい子どもたちへのクリスマスプレゼント」
「店長さん……ありがとうございます」
私の言葉に、店長さんはアニメで見るサンタクロースのような笑い声をあげた。
「ほっほっほ、メリークリスマス!」
「ありがとうございます!」
店長さんに見送られ、私は沖島さんと店を出た。
「市民ホールってたしかこっちですよね?」
「そうです。チキン、持ちますね」
沖島さんが私の手からビニール袋を取り上げて歩き始めた。
「無理を言って申し訳ありません」
「えー、そうですかぁ?」
私の言葉に、店長さんがにっこり笑って言う。
「『信じるものは救われる』って言うでしょ?」
「まあ、そうですね。クリスマスイブですものね。信じてみるのも悪くないですね」
私は話を合わせて、店長さんからタッパー入りのビニール袋を受け取った。
「おいくらですか?」
私の問いかけに店長さんが首を振る。
「これは僕から東さんへ、それからあのお客さんと寂しい子どもたちへのクリスマスプレゼント」
「店長さん……ありがとうございます」
私の言葉に、店長さんはアニメで見るサンタクロースのような笑い声をあげた。
「ほっほっほ、メリークリスマス!」
「ありがとうございます!」
店長さんに見送られ、私は沖島さんと店を出た。
「市民ホールってたしかこっちですよね?」
「そうです。チキン、持ちますね」
沖島さんが私の手からビニール袋を取り上げて歩き始めた。
「無理を言って申し訳ありません」