ふんわり系男子が考えてること。
『みてみて!売店の新発売!
ももメロンパン!』
『お〜!てか最近売店、
もも推しだよね〜私も買おっと!』
袋の中を見てみると
可愛いピンクのメロンパン!
甘くて優しい香りに
とろけちゃいそう〜!
『わー!いい匂い。』
『うお!彼方くん!』
気づいたらすぐ隣に彼方くんが!
彼方くんはももメロンパンを
覗いて見てはやばいって顔してる!
可愛い!
『それもう売り切れてるよね‥‥
ねね、ひとくちちょうだいっ』
もうっ彼方くんってば
甘え上手だな〜!
私は頷いて袋の中から
ももメロンパンを出した。
そしてちぎろうとしたら‥‥
はむっっ
この言い方がまさしく
当てはまるほど
はむって彼方くんが食べた!
『か、か、彼方くん!?』
『あーんした仲だから
これくらい平気でしょ?』
彼方くんはもぐもぐしながら
いつもの笑顔で微笑んだ。
平気じゃないよ!
私、今 絶対 顔真っ赤だー!
彼方くんはそのままどこかに
行っちゃって、
私はポツリとかじりかけの
ももメロンパンを持って突っ立っている。
‥‥これ、食べれるかな??
そう思いながらも、えい!って
ぱくりと食べた。