ふんわり系男子が考えてること。




『文化祭、何やりたいですかー』




放課後、文化祭実行委員が
しきる教室の中、



私はもうそんな時期か!と目を輝かせていた。




『はいはいはい!!!』


『はい、もも』


『うさぎカフェ!』


『却下』




くぅ〜ん。。


彼方くんがうさぎのコスプレしたら
絶対可愛かったのに!!



ん!?てか、なんで多数決とる前に
却下なのよ!!もう!



まあ、ゆりちゃんが実行委員だから
仕方ないか‥‥とほほ‥‥




『‥‥くすっ』



顔をあげると彼方くんが
隣で笑ってる。


絵に書いたような(?)くすくす笑いの
彼方くんが私にはもううさぎにしか見えない。




彼方くんのミルクティー色の頭に
ピンクのうさ耳が生えて、

おしり////にはまんまるふわふわしっぽ〜♡



もう妄想だけでも充分かも////ひひひひ♡





『メイドカフェがいいです。絶対に。』





私がデレデレしてると
遠くの席の小瀧くんが突然席を立ち上がった。


みんなが小瀧くんに注目してる。




今がチャンス!!!!



『‥‥小瀧くんの1発ギャグまで3.2.1』


『おー〜????⤴︎︎︎⤴︎︎⤴︎︎︎』

ぱちぱちぱち!!


私に釣られてみんなが
小瀧くんをからかうと


小瀧くんは顔を真っ赤にして
私を見た。


『てめ‥‥///もも!やめろ!!笑』



小瀧くんも超可愛いリストに入るくらいの
可愛さ。



彼方くんとは違う系統の可愛さね。




彼方くんはホワホワ爽やか可愛い


小瀧くんは弟ショタショタ可愛い




可愛いは可愛いでもちがう可愛いなの!





『じゃあメイドカフェで決まりーー』



いや、ゆりちゃん真顔でテキトーすぎだから笑



『え?!ほんとにいいの!?』


『だって、小瀧くん、あなたが
絶対って言うから』


『え!そこ?!じゃあ私も絶対って
言えばよかった。』



ゆりちゃんの考え方がいまいち
わかんないけど、私は負けたんだね‥‥





結局、メイドカフェになって
でも男子は執事の格好になった。


どうして小瀧くんはメイドカフェが
良かったのか未だに分かんないけど


たぶん文化祭といえばメイドカフェでしょ!
ってしょうもない答えに決まってる。





『なぁ、小瀧ーお前、なんで
メイドカフェが良かったんだよ?』


『はぁ??大地、お前わかってないな。
文化祭といえばメイドカフェでしょ!』




…‥‥‥‥ほらね。





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