ふんわり系男子が考えてること。

『わ、私！？』



『‥‥うん。だいすき』






なんで！？どこでそうなっちゃうわけ！！！？


私、彼方くんに何かしたっけ？？
うーん？いや。毎日懲りずに付きまとってる
記憶しか私には無い！





『か、彼方くんっ、落ち着いて！
ちゃんと私をよく見て？？
ほら！普通のどこにでもいる凡人だよ？？』




自分で言っといて傷つくな、自分！




『どこが？？俺には俺の好きな人にしか
見えない。』


『‥‥なっ///』




まずい、まずいぞ。
これじゃまともに観察できなくなる。


変な感情が邪魔しちゃって‥‥。




『彼方くんっ、私なんて
やめた方がいいって！
もっと彼方くんには良い人がっ』





ぎゅっ





私の精一杯の説得が
彼方くんのハグによって止められる。





ぎゅぅぅぅぅぅぅ




ん！？
彼方くん、めっちゃ抱きしめてるし!!？




『か、彼方くんっ///えと…////』




私が照れてると彼方くんは
私の耳元で呟いた。



『俺、初恋なんだけどっ////』


『‥‥え！！！！！！』




か、彼方くんの初恋‥‥私！！？？

なーんでーやねーん!!





『‥‥責任とってよ。
ももが悪いんだからねっ』



いつもとちがう彼方くんの
低音ボイスに私は思わず



『は、はぃぃ!!』





責任がどういう意味かも
わからずに答えてしまった。