ふんわり系男子が考えてること。
『ももー!こっち手伝ってーー!』
『はーい!』
今日の午後からの授業は
全部無しで代わりに文化祭の準備
私は今、絵具を片手に
うろうろ動き回ってるよ!
『ここ、ピンク色に塗っといて!』
『らじゃ!!』
さっきから絵具ばっか塗ってるから
手とか着替えた体操服とかが
絵具だらけ。
ま、こんなのも気にならないくらい
楽しいんだけど。
よし!!できた!!
私は塗り終わった完成品を見て
ふぅーーと一息つく。
そのあとに他に人手が足りてないとこ
ないかな?と教室を見渡した。
ふふっ。
みんな頑張ってる頑張ってる!
あっちの方ではメイドや執事の衣装を
作ってて
お、こっちはメニューを考えてるのかな??
みんなおつかれですなーーー
って
‥‥あれ、そういや彼方くんを見てない。
私は同じ絵具当番の小瀧くんに
話しかけた。
『小瀧くん、彼方くん見てない?』
私が話しかけると小瀧くんは
しゃがんだ状態で顔だけあげる。
『んあ??んー、あ!見た見た!
さっき笹森と教室出てったよ?』
‥‥笹森‥‥さん??
でもなんで笹森さんと??
『笹森さんと彼方くんって
同じ当番だっけ??』
『彼方はスケジュール決める当番じゃん。
で、たしか、笹森は‥‥衣装当番だった気が‥‥』
やっぱり。。
なんで当番違うのに2人で
どっか行っちゃってんの!!
『どしたん?なんか困ったこととか
あるの??』
『‥‥大あり!!!』
バッ‥‥ーーー
『あ、おい!‥‥もも??』