真夏の恋便り
自動ドアをくぐり、外に出ると、更に気温は上昇しているようだった。


照りつけてくる太陽の陽射しが痛々しい。


あーぁ…。


今年の夏は一人かぁ…。


去年の夏は、奴と一緒に図書館行ったりして、過ごしたなぁ。


秋に初めて彼女が出来て、でも奴は一人で…。


春になる前には別れて…、でもまだ奴は一人で…。


あれ?


俺の方が、幸せだったんじゃない?


あの容姿で彼女作らないって、何か問題あるのか?


確かに性格は問題有りだな。


他には……



もしかして……




俺、狙われてる??




常日頃、べったりだし。




俺しか、友達居ないみたいだし……。



……なーんて、切なさの余り、想像してみたりして?


はぁっ。


溜め息が出るよ。



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