傷だらけの龍に恋をした。
「お前名前は」
低く圧倒する声で言ったレツさん
その声でますます口を開けなくなった私
話そうとしても声が出ず、口だけパクパク
と動かしていた
そんな間抜けな私を見てミユの彼氏は
「フッ緊張しなくても平気だよ」
っと、少し笑って言った
あまりの恥ずかしさに顔を赤くして俯いて
いると
「俺はミユの彼氏のアイザワ リク。リ
クってよんで、で君は?」
そう言われとっさに
「ヤグチ リオと言います」
「別に敬語じゃなくてもいいよ、俺ちょっ
とジュース持ってくるから待ってて」
「あっ、あたしも手伝う」