傷だらけの龍に恋をした。

そう仲良く出ていった二人。


二人がいない今、この部屋には私とレツさ

んの二人だけで……






一人であわてていると…


「座れば」


そんな低い声が聞こえた



無視するわけに行かずそっと端の椅子へ

座った


「ヤナギ レツ」


突然隣で聞こえた声

「へっ?」

「俺の名前だ」

「あっはい!」

「あっあの、レツさんってよんでいいです

か?」

「好きにしろ」
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