傷だらけの龍に恋をした。
距離



「起きたか」


突然後ろから聞こえた声。



そこにいたのは半袖姿のレツさんだった




その姿は一度見たことのある私でも目をそ

らしてしまうほど痛々しいものだった



袖から見える傷



所々赤くなっている腕





「わるぃ。変なもん見せた。」



私が腕を見たのにきずいたレツさん。



少し気まずそうに部屋に向かってあるきだ

した。








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