傷だらけの龍に恋をした。
はぁ。
さっきからためいきしかでない
バイクで行けば早いのだが罰ゲームとして
歩いていくことになった。
「あいつらも幼稚だよね まさかこんな罰
ゲームがあるなんて …」
「そうですね。」
「最近悩んでることある?」
「へっ?」
「なんか最近元気ないなーって」
「知っているようで知らないっていうか」
急に変なことを言い出した私を不思議そう
に見つめるリクさん
「何か忘れてる気がして…」
「忘れてる?」
「はい。何かすごく大切なものを……」