☆Friend＆ship☆-妖精の探し人-

前章までのあらすじ

Death-planetとある星の酒場で。

星を旅するゼウスと名乗る15歳の少年は、そこで耳にしたDOLLを探し、不法入国を生業とする星賊の船を見つける。

見つけた船に乗っていた少女の姿をしていたDOLLを奪った。


DOLL…それは主の理想を完璧に揃える生きた着せ替え人形。

DOLLはゼウスに理想を聞いたが、一度その形をとらせたもののゼウスはDOLLに本来の姿でいてほしいと魔法解除をかける。

現れたのは、酷く美しい赤髪の少年だった。

彼は名を名乗らず、ゼウスは彼をオリオンと呼んだ。

オリオンは感情に乏しかった。


近づいてきた敵の船はゼウスの天敵である"暴き屋”カントリー＝スペイン。

パニックを起こしたゼウスを抱え、オリオンはゼウスの魔法を解く。

船内に連れ帰り、オリオンは悪魔であることなど自分の事を全て明かした。


やがて二人は"流星”&"冷火”の最強コンビとして名を馳せた…



半年の月日が流れ、バカンスの星で二人はギリシス＝イーリスと名乗るオッドアイの少女に出会った。

彼女を狙う殺し屋(但し捕獲専門)をいとも簡単に吹っ飛ばして彼女を船に乗せる。

オリオンは名前をタナトスと改めた。

次の星で、ゼウスは六つの部隊に分かれるほどの大量の仲間を収集。

航路の途中で心理臨床士(？)のキングを船に乗せ、再び宇宙を旅したのだった。




時が経ち。

いつの間にか大量の仲間たちは影も形も消えていた。

ゼウスはパーティーゴールド通称テル、
タナトスはワインレッド通称ワド、
イーリスはシルバーレインボー通称シルンへと名を変えた。

ある星で天使科のウィングとキースを拉致して船に乗せ(了解もとった)計六人でまた星を旅する。

貴重な鉱石のある星につくころ、ワドが魔界から連れてきたというゼロ＝ブライドを船に乗せた。


そんな日が経ってしばらくのある時、ウィングが四人を裏切る。

キングはやむを得ず死神の力を解放し、またゼロがアンドロイドだということが分かる。

ウィングはワドを傷つけたせいでテルの逆鱗に触れ殺される所だったが、なんとかキースのお陰で助かったのだった。


またある日、地球から来たという人間の少女ヒカリを乗せ、桃源郷の名を持つ星に着いた。

しかしワドがゼロに研究の功績を着せたせいで誤解を解くためゼロは魔界で奔走している。

しかしこの星には殺し屋(但し捕獲専門)がいたため、ワドが創った国である幻の理想国家"ユートピア”にヒカリを送り届けた。

その国の賢者サブ、キメラ、リオｰナギサとすこしトラブルがあったものの、何事もなく帰ってきた一同。



そして此処はDeath-planet、星舟船内…