☆Friend&ship☆-妖精の探し人-
ここはDeath-planet、星舟の中。
船内と言うには似つかわしくない開放感はセレンの難し魔法(と呼んでいる)によるものだ。
つい最近生命と魔力の源(つまりヒットポイントとアクションポイントだ)と呼ばれる大樹を見つけたので植えた。
この木のお陰でより快適な船内になった訳だが、実はこの木の中には操縦室に繋がる螺旋階段が繋がっている。
もちろん謎多き美少年セレンがやった。
最近はだんだん謎から疑惑に変わりつつあったセレンだったが、今回の件で持ち直した。
ついでに、魔界にいるアンドロイドのゼロは今思いっきり怒られている。
反省しろと怒鳴られて檻に入れられて拷問を受けているようだ。
もうしばらくで帰りますと本人は瀕死の声で報告してきたが、この件を知らないセレン以外誰も帰ってきてほしくないので。
『ゆっくりしてきて(はぁと)』
とメールを送った。
恐らくゼロは精神的にもずいぶん打ちのめされただろう。
さて、それはさておきヘリオのことだ。
ヘリオは最近構って貰えないのでさみしがってたくさん死んでいる。
結局セレンは優しく付き合うのだが、他は最長10時間ほかっておいた。
10時間後セレンがごめんなさいと荷物をまとめかけたので、ヘリオは30分放っておかれたら自分で起きることに決めていた。
そんなこんなで今セレンは説教(という名の謎の拷問)を食らっているので押し込まれた部屋で正座していた。