☆Friend&ship☆-妖精の探し人-
「やぁ、何してんだ?」
ウィングは医務室に入るなり、そう言った。
「考え直せ、Death・planetは危険なところなんだ。ここに残れ」
「なんでですか?私はまさにそこに用事があるんですし、ちょうどいいです」
「だめだ、お前はまだ13だろう」
「えー」
「…」
何故か仲良くなっている二人は言い争っていた。
セレンはアクアの肩をつかみ、揺さぶっている。
「いいな、アクア…」
「えー」
「アクア、ちゃんと話を聞け」
「…仲良しだな」
「うんそうだね、妬ましいよ」
微笑しながらスイムが言った。
「まさに家族みたいな仲の良さ」
「違う」
「やったぁー」
瞬時に否定したセレンは嬉しそうに歓声を上げたアクアをとがめるようにじっと見た。
「アクア」
「えへへ、セレンさんお兄ちゃんですよ~」
「違うやめろ」
「セレンお兄ちゃん…うーん…セレにぃ!セレにぃがいいです!!」
「よくないやめろ」
「いいじゃんか」
固いこと言うな、とへリオが言ってセレンはへリオを見た。
「ご主人様の馬鹿」