とろける1/2 かぼちゃプリン


いきなり周りが炎の灯火があがり…鋭利な矢が空から降り注いだ。


「追手だ!!ここはまかせて……!! 」


男性はいち早くその状況に気付き腰にさしていた剣をぬき宙にまう矢をかたっぱしからはらいのけた。


「兄さん!!その者は我々にとって大事な客人なはず…!! 」


姿を現した追手らしきなかにその男性の兄弟なのか…うすら笑いを浮かべた。


「彼女はここにいるべき人じゃない!! ここにとまどるべきでもない!!」


次々と現れる追手を凪ぎ払いながら彼女に背をむけたまま叫ぶ。


……どうか…無事に行くべき場所へとたどり着いて欲しい…。


ただそんな願いだけ強く願いながら………。


その拍子に突然……隙をつき向の手の者かその男性の横腹に刃をつきつけられた。


……うっ………!!



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