とろける1/2 かぼちゃプリン


うちつける雨からワイパーもハイな状態でフロントガラスから滴をとりはらうすぐにおおうどしゃ降りの雨のせいで赤信号がゆがんでみえた。


「……確かに…姉貴にしてみれば幼稚な手だけど……。」


姉貴のせいではないと…したらいったいどーゆうことだろうと考える間もなく助手席から俺の頭を押し付けた姉貴は大きなため息をついた。



「とにかく自分でミラー開いてもう一度みりゃあ全てが今のあんたの現状がわかるわよ!」


奥歯に物がはさまった言い方に俺は転がっていたコンパクトミラーに手を伸ばしそのミラーにうつる姿に手をとめた。








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