とろける1/2 かぼちゃプリン
思い出すだけでも悔しくてたまらない。
剣道だけじゃなくても心理戦でも新杉高助には歯が立たないと思い知らされた。
それに…いくらショコ姉といえど、皐月の前であんなに向きになる俺どーかしてる。
途方もなく自分が取り返しつかないことやってる気がしてまともに皐月の顔も見れない俺を心配そうに見守る皐月の視線と心遣いが痛いほどつきささって自分を惨めにさせた。
「ごめんな…。」
っていったような言えてないような…何に対してのごめんかもわからないけど謝っても皐月はきっと俺を責めずにいた。
せめずにただ見守る皐月にもどかしさも感じる自分がもっと腹たださしくて授業に戻っても調理実習の時も身に入らなかった。