とろける1/2 かぼちゃプリン
その様子を黙ってみていた星と皐月の間をお構いなしにカツカツと無愛想に通りすぎていくのを呆気にとられながら見送った3人は顔を見合わせた。
「っていうか……何あのショコラ色に染めた髪??
今どきあんな感じの装いとかヤンキーにでも憧れてるのかしら??
どちらにしても感じ悪くありません??
嫌だわー!! あんな野蛮な子がいるなんてパパに言って追い出してもらおうかしらー!!」
「ヤンキー??」
「…辞めろよ!!
こっちだって道を塞いでて邪魔してたのは本当なんだし………っいうか単お嬢がなんでここにいるんだよ!!」
厚い唇を尖らせた……単、もとい通称単お嬢の言葉に皐月は不思議顔で首を傾けた側で……嗜めた星が単に向かって叫んだ。