とろける1/2 かぼちゃプリン


その単お嬢の声に道行く女子がパッと振り向いた。

「もしかして……例の名門 宝誠大学付属聖人学園のファッションコンテストでグランプリのモデルやってた……まさかあの高良 星くん!!」


次第に周囲からザワザワと声高に星への注目度が高まるのに危機を察知、思わず近くにいた皐月の手を握りしめた押し寄せる人を駆け抜けて走り出した後に続き単もすかさず後をおい人混みに紛れるように入学式会場へと向かった。



* * *


なんとか人混みの中を掻い潜りたどり着いた3人は五十音順別に並ぶ新入生の列にに交ざりひとまず入学式を筒がなく迎えることができた。


「さあてっと―――!! 」


入学式を無事に終え背伸びをした星はとりあえず皐月の姿を探し入学式の会場だった体育館を後にした。



「星くん!!」


一足先に会場を後にしていた皐月の姿を探し見つけて星は皐月へと歩みよった。








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