とろける1/2 かぼちゃプリン

意識がはっきりすると同時にぐにゃぐにゃと曲がりくねった地面になんだか車酔いしたみたいな気持ち悪さを覚え私は必死に安定しない大地に手をついて頭をあげた。


ぼんやりとした視界の彼方に微かに人影を遠くにとらえた。


「……誰か………たすけて……。」



苦しさを押さえるように私はその人影に向かって助けを求めて身をおこしフラフラとその人影に近付く。


……息があがりどうにもならない切迫感が押し寄せて胸をえぐる。


「助けて…。」