とろける1/2 かぼちゃプリン
「「えっ……??ひ、単……お嬢に……えっ…と藤森みるくさんだっけ??」」
泣きついた二人の顔をみて…一番近い記憶の名前を呟いた俺に二人は顔を見合わせて今度は身体を揺さぶられた。
「「こんな大事な時に妙な女の名前なんて…どうでもいいですわよー!! そんな事より私をお忘れになったの??いくら異母兄弟といえどこんなにお慕いしているのに……!!」」
呟いた言葉に半狂乱になる単お嬢に似た女性が自分の異母兄弟と知り更に混乱する。
「あ…。ごめん、んで………なんだっけ??」
「「シェプスト!! ほんとにおふざけがすぎますわよ!!お兄様!!」」
「「そうですわよー!!私はシェリティ!!こんなにお兄様と一緒にいるのにお兄様どうなされたの?」