とろける1/2 かぼちゃプリン
「ウセルケペルカー……!!正直、君が部屋に訪ねてきてくれて助かったよーーー!!」
駱駝にまたがりながら…すぐに追い付いてきた篠山に似たウセルケペルカーに話かけると彼はふんっと鼻をならし腰につけていた剣をひきだしかざした。
「セティ……!!シェプストは俺がもらう!! たとえ異母兄弟といえど俺の恋路を邪魔したら容赦しない……!!」
篠山似の異国の人、ウセルケペルカーは生身の剣をかざしながら宣誓布告しながら俺の今…というか異国の名前を口にした途端…仲間のひとりが声をあげた。
「お頭……!! 連中……!!いつもの盗賊とちがうようです!!」
「ちがう?」
その一人の声に一同は駱駝の手綱をひきその一味を仰視した。