とろける1/2 かぼちゃプリン


篠山似の異国の人、ウセルケペルカーは相手が自分達に関係ないと感じたのか仲間を促しはじめた。


「セティ…!!あんな連中ほっとけよ!!旅人のいさかいに自ら巻き込まれることもないし…早く帰ってシェプストとの話のカタをつけようぜ!!」


切迫した状況の追われ追ってくる連中の群れがはなつ砂ぼこりを…ひたすらながめながら俺は手綱をぎゅっと握る。


「――話のカタならもうついてる。俺はティリーと婚約する約束を幼きころから交わしてる。
多分……このまま変わることはない……。
ただ…シェプストはお前のそーゆうところ…よく思ってないみたいだ…。
それは俺にもわかる……!!目の前で追われている連中をほっといてのこのまま引き下がれるかよ!!」



「おい!!バカ!!セティ…!! 王にまた叱られるぞ」



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