とろける1/2 かぼちゃプリン


収拾つかない現場は騒ぎになるのを笑顔で嗜めた。



「く……クラスメイト??」



星の背後に隠れる皐月は恐る恐るその言葉に問いかけると喜多名雲は大きく頷きすいっ~と星の背後にまわった。


「そうそうーー!! みんな同じクラスみたいだよ…。よろしくね……皐月ちゃん!!」


恐がる皐月の手をとり手の甲に自分の唇を押し当てた。


「なっ……!!」


喜多名雲の突飛な行動に思わず皐月は腕を振り払った。


「やだなー!! そんなに怯えなくても……!!
それに……俺、皐月ちゃんの事嫌いじゃないんだけどねー。
むしろ……好きなんだけどな……。」


クスリ…と目を細め意味ありげな含み笑いを浮かべた喜多名雲に皐月は例の剣道大会での苦いやり取りを思い出してにらんだ。





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