とろける1/2 かぼちゃプリン
その姉貴の様子をみながら喜多 名雲からの託されたあいつの番号と意味深な言葉かひっかかり俺はベッドから立ち上がろうとしたのを制するように姉貴が電話の子機を渡した。
「星くんのおつかいなんて…気にはなるわよねー。
皐月ちゃん…彼のことそんなに信用してるのか…それとも何か知ってるのかはわからないけど……。ちょっと甥っ子にミルクあげてくるわ!!」
「「あ……あ、ありがとう!!姉貴!!」」
奥歯にものがはさまるような言い方で俺と皐月と喜多 名雲の関係に何気に探りをいれつつ渡された姉貴から電話の子機を受けとるとその様子を見届けたように姉貴は部屋から去っていった。