とろける1/2 かぼちゃプリン
「あっー。その怒った顔も可愛い。 高良くんは見た事ないでしょ?」
コロコロと明るく笑いながらまったく答えてないのか皐月をからかいながら星にふっかけてきた。
「ちょっと、あんたらうるさいんだけど……!!」
出入り口付近で騒いでいたせいもあってか後ろの席から苦情に気づき星や皐月達はその声の方をみると先程校門のところであった髪がショコラ色の女子高生が切れ長の目で睨み威嚇していた。
「ごめん……。」
星と皐月の二人はひとまずそのその生徒に謝ったものの相変わらず鋭い瞳で二人を睨み無愛想にそっぽをむいた。
「なんだ?? あのつまんねー女は??」
自分達のやり取りに勝手に口を挟んできたのが気に入らないのかその生徒に逆ギレして睨んだのにまあまあ…と喜多 名雲に嗜められひとまず自分達の席に戻ったところでクラスの担任の先生の出現に一同は慌てて自分の席についた。