とろける1/2 かぼちゃプリン


目の前に拡がる夜半の月に照らされ煌々と…輝く建物の遥か先には白銀にもみえる砂漠が果てしなく続いてる光景に私はただ、ただみいられるように窓辺のバルコニーへと足を運んだ。


……そうか……。ここは…昼間みたあの夢の場所なんだ…。



昼間の焼けつく暑さとは違い…ひんやりと肌寒い風に私は昼間みた夢を遡るように記憶をたどった。



そう…たしかあの後…ティリーに色々案内されて私はただただ慣れない風景に戸惑うばかりでようやく部屋に戻りその後…気を失うように眠ってしまったんだ。


そーいえば…助けてくれたセティにはまだあれから一度もお礼もいえてなかったな…。


助けてくれた…セティの面影が記憶のなかで鮮明によみがえり私の心を揺さぶる。
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