とろける1/2 かぼちゃプリン


セティの話に先程の尋常じゃなさそうな状況を尋ねると…苦笑いして誤魔化された。


「君は心配しなくていいよー。そーだ。君の名前とかある? 俺はセティ…ってよばれてる。」


「ティリーから聞いてしってるわ…。
私の名前は……あなたが呼びやすい名前でいいわ。」



曖昧に思えるかもしれないけど…私は旅の行く先で名前を変えていきてきた。


「そっかあ……。メシェネト……っどうかな?」


「メシェネト……?」


彼のつけてくれた名前に私は思わず聞き返すと…深くセティは頷いた。



「メシェネト……は、この国の女性の名前で運命って意味が込められてるんだ。どうかな?」




< 240 / 304 >

この作品をシェア

pagetop