とろける1/2 かぼちゃプリン


セティはそれだけいうと口角をあげ微笑んだ。

「メシェネト…運命……。」


彼が就けてくれた名前を口ずさみ顔をあげて彼の目とあった。


「そう…。君が嫌じゃなければ…そう呼ばせてもらうよ。」



「嫌だなんて……素敵な名前過ぎてかすんじゃわないかしら…。」


彼のほうから運命って意味の名前をおくられて思わず運命の人と想いあがってしまった自分に赤面した。


「かすんだりなんてとんでもない…。逆に思い付いたままにつけちゃってゴメンね。」


セティは申し訳なさそうに言葉を返したのがなんだかおかしくて二人して囁くように笑いあう。
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