とろける1/2 かぼちゃプリン


月明かりだけが頼りで薄暗いのなかに、私達の笑い声が微かな夜半の景色にとけこんでいく。



「セティ…!!」



ひとしきり声を潜めて笑いあうそのなか…野太い声がしたの方から響き私も彼も慌ててバルコニーから見下ろした。


「ウセルケペルカー。」



先程とはうってかわり厳しい顔つきでその人物の名を応えた。


「何あったのか?」


「いや…お前こそこんな真夜中になにしてる!!お前の身内連中に身を狙われてるってこともうちょっと把握して行動しろ!!」


セティの言葉に続きウセルケペルカーは彼の身の上を心配しつつ忠告しにきているような様子に思えた。


「ごめん…。さっき危ないところをこのお嬢さんに助けてもらったところだったんだ。

彼はウセルケペルカー…!!口は悪いけどいざという時は頼りになるよ。」










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