とろける1/2 かぼちゃプリン
「名門 宝誠大学付属聖人学園で行われたファッションショーで初めて星くんを見かけた時から私絶対、この人の彼女になるって決めたの!!」
人目も憚らずしかも星を真っ直ぐに見つめてまるで……挑戦状のように自分の想いを叩きつけた。
「「それは……不可能よ!! ファッションコンテストでグランプリをもらったモデルとなった時から私の彼と昇格してしまったんですもの……!!」」
「「「た……高良―――――っ!!」」」
唐突なみるくの告白にも怯まず私の彼宣言をする単お嬢の言葉が再び篠山太一の一番触れたくない記憶に触れ星に怒りを露にして襟元をつかんだ。
「……………………。」
その中一人出遅れたようにその場をどうおさめようとあたふたしているとちょいちょいと肩を叩かれた。