とろける1/2 かぼちゃプリン
皐月には……俺こんな夢みてるんだ!…ってさりげなく話しても話を理解してくれたとしても………諸々の人物になんてきりだせばいいかもわからないし…ただの夢だと思われればそれまでだし…………。
俺は頭を抱え髪をくしゃり…とかくと…皐月のほどよく長い柔らかい髪の感触が指に伝わってきた。
――そっかあ、また入れ替わってたんだよなー。
こっちもどーにかしなきゃ…と思えば深いため息が口をついてでる。
途方にくれながら俺はひとまずベッドから身を起こしたところで…皐月の部屋に置いてあったピアノに目がとまった。