とろける1/2 かぼちゃプリン
ピアノを奏でる手をとめ俺はピアノの蓋をしめると机の上にあるスマホを手にとりラインを送ろうとしたところで…ライン画面なや昨日…最後にやり取りした喜多 名雲との履歴に目を落とした。
………奴は…俺達が入れ替わったのを知っている…。
もしかしたらこの話も霊視で……なんていう考えがふっと頭によぎったが奴のふざけた様子にすぐにそんなこといってどーなる!!と首を横に大袈裟にふると、皐月に話したい事があるとだけラインを送った。
「起きてたの??」
ラインを送信して力なく手に持ったスマホを机の上においたところで…ピアノの音をきき扉から顔を覗かせ姉貴が声に気付いた。