とろける1/2 かぼちゃプリン


「あとはラップをつけて冷蔵庫で固める…。」


容器にラップをかける篠山くんと共同作業の名雲は、人数分のショコラプリンをそのままトレーにのせると星に無理矢理渡した。

「一人だけ高みの見物っていうのはどうかと??」


愛嬌を浮かべ嫌みをいう名雲にいつもなら…くってかかる星だけど「わかった。」と物分かりのいい返事を残し冷蔵庫へとむかった。




「あいつ……??まじでいかれたのか??」


「さあ…??どーしたんですかねー??」


その後ろ姿を見ながら興味本意でうかがう二人の問いかけを笑顔で交わしつつ星の手でトレーごとショコラプリンは入れられ冷蔵庫のドアを閉められた。




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