とろける1/2 かぼちゃプリン
その真剣なまなざしに私の胸もきゅっ…となった。
「あなたを危険な目にあわせたくないわ…。
私は…あまりにも尊い時をいきてきた。
でもその間に大切なものもたくさんなくしたの…。
だからいつかは覚悟していたことだわ…。」
女性は高貴な位の男性に向かって目を細めさびしく笑った。
でも厳しいその真剣な眼差しの男性は女性を抱き締めた。
「君を手放したくない…。でも君はここにいてはいけない人だ…。
自分がここから出す手筈をつけるから君はここから出るんだ。」