恋愛成就
「そろそろテストかな?」

「はい。なので、来ませんから」

「勉強しようよ俺、教えてあげるから」

「いいです、自分でできます。」

…気が散ってできないから。
家に帰って勉強したい。
邪魔だけはして欲しくないから。
悪いかもしれないけど。
ここは、帰るべきであって。
いるべきではない。

「じゃあ、1つ。もし今回のテストが前回よりいっていなかったら
俺の言うこと聞いてもらうよ。」

「…いいですよ。絶対下がりませんから。」

…何ていう約束してしまったんだ。
言うことを聞く?何を?

「言うことって?」

「なんだと思う??」

わからないと、答えると…じゃあお楽しみにと。
下がらないでいてやる、その気持ちで取り組んだ。

家に帰り…自分の携帯を開くと
通知がいっぱい来ていた。
大半は…昌希くんからだった。
残りは、紗姫。
心配してるんだか、してないんだか
わからないくらいだけどね。

返信をしてすぐに、勉強を始めた。
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