恋愛成就
「君たちも、いい加減やめなよ。
悪口にしか聞こえない。そんなことして、楽しいの?」

黙る2人。
黙るくらいだったらはじめから言うなよ。
ほんとに、まったく。

小さく謝り、学校に向かって走っていった。

「忙しないな…((笑」

「さっきは、ごめんなさい。」

「謝らないで。蓮琉って呼んで欲しいからこのままでよろしくね。」

「えっ?…佐久間さんって呼んじゃ」

「だーめ!ちょっと進歩したっていう証拠だから。」

…可愛い。
頬をぷくーっと膨らませ、
なんでダメなんですかって。可愛いなぁ本当に

「愛麗、好きだよ。」

耳元は、ダメだったかな。早すぎた?
真っ赤にさせて逃げようと走り始めた。
そんなの、俺にかなうはずもなく。

「捕まえた。」

「朝から…何でですか。もう!」

「好きなんだもん仕方ないでしょ。ね?」

「ね?じゃないです。…もう、着きますから。」

「じゃ、頑張ってきてね。帰りもここにいてね。迎えに行くから。」

俺は、愛麗が校門に入ったのを確認し、自宅へと戻った。
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