恋愛成就
自宅へと戻ると…

「…相当、惚れちゃってるな。俺」

どんなことしたら、愛麗が喜ぶか…
どんなふうに接すればいいのか…
なんてことを、毎日考えている。…ありえない。
部屋でそんなことを考えていると

トントン

「誰?」

「蓮琉いる?」

ガチャ

「朝ごはん、用意した方がいい?って母さん言ってるけど」

「いらねぇって言っとけ。」

入ってきたのが兄貴で良かった…
姉貴が、入ってきたら根掘り葉掘り聞かれそうだから。

「何、ニヤついてんの?」

…え?
あ、姉貴!?…やばい。ニヤついてた?
愛麗のことなんてぜってぇ話さねぇ。

「彼女でも出来たか。」

「何…だとしても姉貴には関係ないだろ」

「ふぅん、出来たんだ。今度あわせてね」

…なんで?嫌だあわせるもんか!
愛麗が揉みくちゃにされるのが目に見えてる…
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