恋愛成就
「翔惟くん…多分、私のせいで」

「お前の?…何で、そう思うの?」

「…気持ち、知ってた。翔惟くんが好きだって。でも、私にはなかったそんな気持ち
だから、翔惟くんが告白した時断った」

「ふぅん。そう、でも…それにしても復讐って、やばいんじゃねぇか?」

そうだよね、って愛麗は言って…
また、落ち込んだように…下を向く。
俺には何が出来る?…やっと、彼女になってくれたあいつに。

「今、考えても意味ねぇよな。よし!
とりあえず…帰ろう。送ってく」

手を差し出すと、手を握り返してくる。
冷たくなってる…

「じゃあな…明日も朝迎えに行くから!」

お願いしますと、愛麗は弱った声で言った
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